お腹すいた!!
はい、今回は前回の続き「繋げていくということ-その2-」です。
本当は分けるつもりじゃなかったんですけどね、なんか楽しくなっちゃって作曲までいかなかったよ。
では続きです。
ギターコードからピアノコードを発見した少年は調子に乗って2週間後にライブを行なっていたわけですが、こういった事はあまり本とかに載っていなかったりします。
ないわけではないですが、「ギターの本」と「ピアノの本」ではリンクしにくかったり、「ギターの先生」と「ピアノの先生」では別々の分野なのでやはり繋がりにくいですよね。
でもこの2つの楽器にはコードという考え方は確かに存在して、今思うと非常に良い発想でした。
そしてここからが!今度は作曲に繋がるお話です。
鍵盤との出逢い
ピアノでゆっくりとはいえなんとなくコードを鍵盤で弾き始めた僕は、専門学校の学校説明会でとうとうDTMというものに出逢います。覚えていますか?
そう、デスク机・トップ上・ミュージック音楽!
DTMって何が出来るの?
DTMとは簡単にいうとパソコンを使用して作曲や録音、編集などをして音楽を作っていく事をさします。
ではこれの何が良いかというと、多重録音というものが出来るようになるのです。
???
多重録音とは
重ね録りと言ったりもします。
オーバーダビング(略してオーバーダブ)と言ったりもします。
統一しろよ!って思った方、残念ながら僕にはそんな歴史を変えられるような強力な権力はありません。しくしく。
とりあえず聞いた事あるな、で大丈夫ですよ。
どういう事かというと、Aを録音した後にBを重ねて録る、例えば歌を録った後にハモりを合わせるなど…
一人でやっていたらギターでコードを弾いているうちはギターソロは出来ませんし、ピアノを弾いている最中にギターは弾けないですよね。
それが録音することによって同じ時間軸で鳴るようになる…こんな感じの事です。
ただ、これは実はパソコンでないだけで、僕はボイスレコーダーに重ねてなんとか試行錯誤やっていたので、
わぁ、便利だなぁ!!
と、これくらいでした。
ところがパソコンを使って演奏した録音データは、音色を変えられるというのがミソでして。
自分の弾いたピアノがバイオリンになったり、ベースになったり、極め付けはドラムの音が鳴った!これには
うおーー!!!便利だ!なんだこりゃ!!!!!!
と、これくらいテンションが上がりまくりました。
当時僕は軽音部などには入っていなくて、自分でボイスレコーダーに重ね録りをしていたので、自分の弾けない楽器は当然音として重ねられなかったんです。
でもなんか◯ュージックステーション見てるとたくさんドラムの音とか聞こえるじゃないですか。
なんとなく頭の中で「ドラムあったらいいなぁ〜」って思ってはいたんです。
でも無理だと思っていた。それがこのDTM環境によって動き始めました。
僕は貯金を全て投入してパソコンとソフトを購入し…初回投稿の「専門学校の体験会にiMacとギター担いで電車に乗り込み…」という所に繋がっていくわけです。
さて、これが今度は録音に繋がっていきます。
実はさっき書いていた体験は「打ち込みデータを重ね録り」していたんですが…
どういう事かというと、先ほどの音色を変えられるという行為、パソコン内のシミュレーターを使用して行うのですが、それは「ドという記号情報」を記録して、それを受けてシミュレーターが「ドという音にして」再生する。
一度コンピューターが司令内容を覚えてその後演算して出てくる仕組みのものだったんです。(2段階構造!)
(むずかしいね)
なので簡単に言うと、この仕組みのおかげで後から
「なんの音をシミュレートさせるか変える事が出来る」→「楽器を変えられる」となるわけです。
しかしやっぱりシミュレーター、本物の生の音には負けてしまう。特にギターの音色もあったのですが、当時自分で弾いていた分こだわりが強くなって中々納得がいかなかったのです。
「この生の音を録りたい…」
この感情が僕と録音引き合わせました。
録音はやってみると楽器とマイクの距離や角度、またはマイクの種類や、ケーブルの種類でも音が変わってくるのでまさに無限の可能性でした。
いろんな試行錯誤を重ねていくうちにどんどんとのめり込んでいく事になります。
僕は作曲を専攻して音大に入ったのですが、在学中、自分の曲をレコーディングをして貰った際にとうとう「Mixing」という作業に出逢います。
これがまた僕の人生を変えていくわけで…あらこんなにもう書いてる…
というわけで、次回は「Mix」との繋がりについてのお話です。
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