SHURSM58〜PAの定番マイク〜

今回は超、超、超超超!!!有名なダイナミックマイク、SM58についてです。

どれくらい有名かっていうと、これを使ったことないPA屋さんはいない!!と言い切れるくらい有名。

もしも使ったことがないPA屋さんがいてイラッとしたらこっそり教えてください。(弱気)(ケンカやだ、コワイ)

いません!!そのくらいど定番なマイクです。

それでは解説していきます。

目次

ダイナミックマイクの代表格

プロのエンジニアにダイナミックマイクを3つ言わせたらまず入ってくるであろう超ど定番マイク。

ダイナミックマイクの特徴はこちらを参考に思い出してもらいつつ、その代表格となるのがSM58です。

通称”ゴッパー”

ただしこの言い方は日本でしか通じません。海外に行ったらふつうに”フィフティーエイト”って呼ばれててなんかさびしくなりました。コンデンサーマイクのど定番にU87というものがあり、これは通称”ハチナナ”と日本では呼ばれていますが、海外では…略。

他には同じメーカーからSM57(通称:ゴーナナ)というマイクもあり、これも超有名。だいすき。うらぎらない。こわれない。

特徴

こわれない。

こわれない!!!

いや、つまんないでしょ?今つまらないって思ったでしょ。僕は思いました。

初めてこういうことを自分で調べて特徴「壊れない」とか「頑丈」とか、ぜんっぜんおもしろくなかったもん。覚えてる。

もっと良い音がするとか、きらびやかな音がするとか、芯のある音がするとか、そういうの聞きたいでしょ。知っている。

でも仕事する際、この”壊れない”というのは本当に重要なんです。

冷静に考えてみましょう。

100回に1回壊れるマイク、年間3回もクビのピンチだよ?そんな生活したいですか?

僕だったらそんなやる気のない機材クビになる前に床に叩きつけてこわしちゃ…げふんげふん。

頑丈であることは本当に大切なんです。もちろん、音も良い。頑丈なだけじゃ使えません。

ただ、”音が良い”というのは「相性」とか「好み」が非常に大きいから、SM58が良くても悪くても、場合によって良い時と悪い時が出る可能性があるということも、これはゴッパーに限らず覚えておくといいかなと思います。

何に向いているマイクなのか

これはちょっと前に書いたことからいきなり掌返しですが、特に声に向いているマイクです。

一応方向性は知っておくと良いもんです。

先に出たSM57は大きく方向としては楽器に向いている。SM58は声。その他だとトロンボーンとか、ベースアンプに使用することもあります。

これを基準に自分好みにカスタマイズしていくわけです。

まずは王道を出来る様になってからオリジナリティを。

どうせそうしてても勝手にオリジナルになっちゃいますから。

人なんてどうあがいても同じにはなれないので、生きていたら勝手にオリジナルです。王道貫いてもオリジナリティめちゃ高です。ご安心を。

PAの基本

向いているものは声と伝えましたが、これは特にPAにおいてです。

レコーディングになると圧倒的にコンデンサーマイク(特徴はさっきのここね)を使用する事が多くなってくるので、まずはPAで扱う「声」のファーストチョイスと覚えておきましょう。

声とはなんでしょう。一応書いておきます。

  • コーラス
  • ナレーション
  • アナウンス
  • MC
  • 司会

意味的には似ているものもそのまま書いていますが「あ、そういえばそれもか」みたいなのありませんでしたか?

あとはPAさんがミキサー席から喋る時に使用するトークバックマイクというものもSM58が使われる事が多いです。

大体歌が入っている音楽は歌が主役になりますよね。

それならばその主役になるものに使用されているマイクを基準にしたい気持ちは納得出来るのではないでしょうか。

それだけが理由ではないですが、PAを行う際にトークバックマイク(略記号:TB)をSM58にして、声がどのくらいの音量出れば良いかのアンプの基準音量設定をしたり、その会場ごとによって環境(広さ・反射・材質など)が変わってしまうことによって起こる影響を極力小さくするためにする、スピーカーのチューニング作業をする際に使用したりなど、これも基準を定める際の行為だったりします。

まず最初に持っておきたい1本です。

録音では?

録音では逆にそこまで積極的に使用されにくくなってきます。

それは選択肢により繊細で敏感なマイクを使用出来るからです。

どうしてでしょうか?

それはその音を収音する環境の差が大きいと言えると思います。

録音では完全に防音された、ほかの音が入ってこない、つまり雑音のない環境においてレコーディングされる訳ですが、PAにおいてはもう雑音だらけ!

基本的には同じステージ上に他の楽器も並んでいて、例えばピアノのマイクにドラムの音も入ってくるしモニタースピーカーの音もとにかくでかい。あ、大きい。(のってくると口がわるくなっちゃう)

スタジオは吸音されたデット(反射音の少ない、響きの少ない)な環境である事が多いのに対して、コンサートホールやドームなんかはまぁ響くこと!

山でもないのにやっほーだって跳ね返って来ちゃう時あるからね

そんな時に感度が高いめちゃくちゃ小さな細かい音まで録れるコンデンサーマイクを使っていると、それはそれで今度欲しい音以外も入ってきてしまうのでダイナミックマイクの良くも悪くもコンデンサーに比べると鈍感な所が役に立ったりするわけです。

スタジオであればその心配はないので、存分に録って下さい!という事で目的が変わってくるんですね。

これはどちらが良い悪いではなくて、目的、狙いを持ってセレクトする事が大事だということです。

メーカーと歴史

今さらですが、メーカー名はSHURE(シュアー)という会社です。

SHUREなくなったらコンサートほんとに困っちゃうよっていうくらいみんな使っているメーカーです。

ただなんでこんな後に出したかっていうと、メーカーとか歴史とか、そういうの最初から書いてると本題に入るまでに長くなっちゃうじゃない。

先にリアルな所の話をして楽しくなってからの方がこういうのは興味が出てくるかなと。

そしてさてさて、ここのメーカー、自社製品のSM58に対してまぁひどい仕打ちをしていましてね。

いい意味なので気を悪くしないでください。

ただひどい。ほんとひどい。

何がひどいかっていうと、耐久テストがひどい。すてき。

一応これはメーカーホームページに書いてあることだということを先に書いておきます。

YouTubeにあったのに今では消えちゃってるんです。

…例えば何をやったのかというと。

観光バスでひく

ヘリコプターから落とす

ショットガンで撃つ

ホットドッグと一緒に焼く

はぁ…疲れた…ネタのために無駄にイラストを増やしてしまった。。これをやらなければ2時間は早く出来上がった…しかもほんとになくても内容上進むことを…こういう無駄なことをして人生楽しみたいと思います。

イラストはかわいい無料イラストを拝借しました。ゆるゆるです。

はい、もう一度言いますが、これは盛ってる話ではなくSHUREのホームページにも書いてあるから僕の歪曲した話ではありません。

YouTuberが再生数稼ぎたいから行った無謀な挑戦とかではないのだよ。

まぁ冷静に考えてマイク相手に100万回も人類は興味ないだろうが、でも熱烈なオタクたちがきっと今ニヤニヤ笑っていることだろう。そこのあなた!

超楽しいでしょ。良い会社ですよね〜〜

これを覚えておこう

SM58は超ど定番マイクですが、どんな理由でそうなっているのかを理解していなければその意味が薄れてきてしまします。

あまりむずかしく書きすぎても覚えるのが大変ですから、簡単にまとめると

  • コンサートにおいてVoの定番マイク
  • チューニング、音量を判断する際の基準として使用する事が非常に多い
  • 頑丈
  • リーズナブル
  • どこでも手に入る(海外でも手に入る)

これだけど定番のマイクということは、いかにこのマイクに慣れて自分の感覚とのズレをなくして自分のモノにしていくかが大きな鍵となります。

たくさんSM58の音を体験して、成功と失敗と改善を繰り返して良い音を作っていけるようにがんばりましょう!

…ふざけたイラスト作るの疲れた!!!!

SM58を購入したい場合はこちらから

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