ProToolsを使用する上ではまずはトラックがないと音が扱えません。
セッションを作成した後、次に必要なのがトラックの作成です。
トラックにもいくつか種類があるのですが、今回はオーディオトラックとAuxトラックにフォーカスして解説します。
オーディオトラック
オーディオトラックは波形を扱うトラックです。
イメージを掴むために少し砕いて言うと、レコーディングをする際にマイクで録った音が入ってくる入れ物になります。別の使い方をしたりもしますが、まずはこんなイメージで良いです。
あとはレコーディングでなくても、カラオケや効果音をProToolsに読み込む場合にもこのオーディオトラックを作成してそこに配置します。(カラオケや効果音も波形だからね!)
逆に波形以外なにがあるんだよ…と思ったあなたは探究心があって非常にすてき〜
なんかいっぱいある…やだ…
意外とたくさんあるんですが、次はその中でも使用頻度の非常に高い、エフェクトをかける際に使用するAuxトラックを解説します。
Auxトラック(読み方)
まず、、、
なんて読むんだよ!!!!
初めての人の感想はコレじゃないでしょうか。でしょ?
あたり?あたった??ふふん!
これはね、諸説あります。
完全には言い方は揃っていません。
…ハッキリしろよ。
まぁ、そう思うのも無理はない。
だが、僕には文化に歯向かえるほどの権力はないのだ。
諦めてくれ。
というわけで、そろそろ読み方ですが、
- オグジュアリー
- オックス
エーユーエックス…
などが続けていくと今後聞く機会が出てくると思いますが、
ここではオグジュアリーに揃えましょう。
日本ではオグジュアリーって呼ぶ人が比較的多いかと思います。
オックスはどちらかというと海外で聞きます。エーユーエックスは…だめだ…ださい。。そのままだ…
海外でということを話すとオグジュアリーも正確に書けば英語的には「アグジュアリー」と聞こえますが、ここは日本。妙に発音が良いと逆に聞きとってもらえないという言葉の鎖国文化があるのでざんねんむねん。
エーユーエックスは…もう使わないと思ってください。素人感満点です。伝われば良いという噂もありますが…まぁ通じますが…やめよう!やだ!
おぐじゅあり〜
Auxトラック(用途)
で、結局Auxトラックは何に使用するかというと、です。
最初のうちはエフェクター。特に空間系。もっというとリバーブ!
これだと思っていて良いです。
使い方実践編は別途解説しますが、まずは座学の知識から。
リバーブってなんだよ!という人はこれを見とくのだ。
これがわかった人はその使い方になってくるわけですが、リバーブはほとんどの場合オーディオトラックには直接使用しないんです。まずはそう思っておきましょう。
(ちなみにトラックに使用することを”挿入する”とか”挿す”とか言ったりします。今後そう書くよ!)
簡単にいうとAuxトラックというのは何かしらかの信号が別のところから集まってくる集合場所みたいなものです。
なので、別のオーディオトラックの信号を”Bus”という通路を使ってAuxに流し込む、という手法をプロはとります。
この認識をまずは持ってみてください。
10,20トラックくらいであれば直接かけても出来るっちゃ出来るんですが、それ以上になってくるとパソコンに負荷がとてもかかってきてしまって非常に効率がわるくなってくるんです。あとめんどくさい。これ。
そしてこの集合場所となるのはエフェクターだけではなく、ドラムを集めてまとめたりもします。
例えば個別に12トラックあったドラムトラックをステレオのAuxトラックに集めて、ドラムがまとまったトラックにEQやコンプをかけたりすると、個別で挿すのとはまた違った効果が生まれてきます。
そう、例えるなら
イチゴも大福も美味しいけど、合わせたいちご大福は….
超うまい!!!
ラーメンとチャーハンセットは…
めっちゃうまい!!!!
そゆこと。
トラックカラーについて
推しの色、、、みたいに(じゃないけど)トラックにもカラーがあります。
オーディオトラックは青、Auxは緑色です。
ただしこれはデフォルトでの話で、後から変更可能です。
エンジニアも例えば200トラックとか扱ったりもするので、色分けして作業を少しでもしやすくする様に工夫しています。
これは毎度違った色にするのではなく、よく使用する物はカラーを決めていたりします。
ドラム、ベース、ギター、歌などは決めておいて、例えばたまにしか扱わないマラカスとかはその時余っている色にする…など人によって様々ですがそんな事をそれぞれ工夫していたりするのです。これもそのうちテクニックとして書いてみますね。意外と色々な作戦があるのです。多分聞かないと思いつかない様なことがあるんじゃないかなぁ〜
まとめ
音楽の中で各楽器やフレーズに役割がある様に、トラックにも音楽を創っていく上で役割がきちんと存在しています。
このベーシックな役割を理解した上で色々な使い方に発展させていくと裏ワザ、みたいなものが出てきますので、それを楽しみに基礎を積み重ねていってください。
このワザたちの成り立ちはちゃんと音楽の成り立ちとリンクしていたりするので、技を吸収していくと音楽がスルッと紐解けたりする日がきますよ。
あの瞬間ってほんと気持ちいんだから。
ではでは!
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