今回はマイクの種類について解説してみたいと思います。
マイクに関して深掘りしていくとかなりの記事量になってしまうので、まずは簡単なところから、シンプルに記事を分けて目的別に検索出来る様に作っていきたいと思います。
まずは大雑把に大きな括りで解説していきます。
ではいってみましょう〜。
マイクの種類
厳密に分けるとかなり細かくなってしまうので、有名どころを挙げておきましょう。
・ダイナミックマイク
・コンデンサーマイク
・リボンマイク
・ワイヤレスマイク
このあたりがよく見かけるんじゃないですかね。
実は上記は割とごちゃまぜな書き方をしています。
まず根本的に大きく分けると、ワイヤレスマイクはケーブルを繋げるか繋げないかの違いであり、マイクの根本の性質とは少し違ったところにあるので、種類とはちょっと違う項目でいきましょう。そのうちワイヤレスマイクの記事も書きますね。ワイヤレスマイクは電波法とかあるのよ。
そして残った3つのうちでも、リボンマイクは基本的な動作原理としてはダイナミックマイクロホンの仲間です。
なので大きく分けると2つ!
まずはこの2つに絞って解説します。
正式名称
・ダイナミック型マイクロホン
・コンデンサ型マイクロホン
ダイナミックマイクとよく聞いたりするマイクは正式には「ダイナミック型マイクロホン」、コンデンサーマイクと聞くのは「コンデンサ型マイクロホン」と言います。
難しい事言わずに特徴を下記に挙げますね。
このダイナミック型マイクロホンは更に細分化する事が出来ます。
この中には「ムービングコイル型」と「リボン型」があります。
みたいな事は別途書きます。ややこしいから!
まずは特徴を覚えておきましょう。
それぞれ簡単に解説しておきますね。
・電源について
ダイナミック型には電源が必要なく、コンデンサ型には電源が必要です。
どのくらいの電圧が必要かというと、決まりがあって、大体48ボルトです。(それより低くても良いマイクもありますが)
なので、機材にはこの電気を送るボタンに「+48v」と書かれていたりもします。
そしてこの電源にはかっこいい名前があります。
「ファンタム電源」と言います。ほらね、かっこいい。
はい、つぎ〜
・強度
頑丈・繊細と書きました。
もちろんそれぞれのマイクにより違うので大きく分けた場合ですが、
雑に言うと、落とした時ダイナミック型は生き残る確率が高く、コンデンサ型は天に召されてしまう可能性が比較的高いという事です。
ただ大事な事がありまして、それは「マイクは基本落とさないで下さい」という事です。落とされたらマイクだって痛いんです。
はい、つぎ〜
・湿度
これも強度のところと似たところはあるのですが、構造上コンデンサ型は湿度に非常に弱いです。
マイクの管理は湿度調整出来るところでするのがベストです。
例えば「デシケーター」という湿度管理のできる収納庫があります。
・感度
これはもっとも音に直結したところで、体験してみれば分かりやすい部分になるかもしれません。
感度が高いという事は、小さな音でも拾ってくれるという事になり、結果、感度が高い方が繊細な収音が出来る傾向にあります。
例えば声の小さい人は、ダイナミック型だと音量があまり大きく収音出来ず、コンデンサ型だときちんと収音出来るといった現象になったりします。
また、アコースティックギターなどでは、ピックを使用したストローク(じゃかじゃかかき鳴らす奏法)はダイナミック型で録れるが、指弾きの音は音が小さく繊細で、綺麗には拾いきれないのでコンデンサ型にしようなど、この知識によりセレクトの選択肢が広がってきます。
・値段
これも物により様々ではありますが、比較的ダイナミック型の方が安価でコンデンサ型の方が高価になる傾向にあります。
ただ、安価といっても機材で安価というとたまに「お〜5万円か〜安いね〜!!」とかいう会話を聞きますが、普通に考えてください。高いです。
今の値段は一例でそんなのばかりではありませんが、なんとなく最低でも1万円程度はみておいた方が、後悔のないセレクトになりやすいと思っておくと良いと思います。レッスンでよく「以前3000円のマイクを購入しましたがあまり音がよくないのでおすすめはありますか?」といった質問がよく初めの方にあるのですが、、そういう事に陥りやすいという事です。
ここは覚えてしまいましょう。
色々書きましたが、とりあえずは図を覚えてみましょう。
これに関しては丸覚えしてしまった方が良いです。
これを覚えていないとそもそも機能しなかったり、故障に繋がるところなのでこれは頑張りましょう。
特に、コンデンサ型には電源が必要という事を覚えておきましょう。
今回は図を覚えてください。
ではでは〜
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