コンプレッサー
コンプ…みなさん知りたいところですよね。
正式にはコンプレッサーと言い、略して「コンプ」と呼んでいます。
このコンプ、EQやリバーブなどとは違い差が分かりにくい!
正確にいうと「コンプ感を出したい」時と「コンプ感を出したくない」時があるので、この「出したくない」時のかけ方は勉強する上では非常に分かりにくいです。
だって、出来るだけ分からないようにしてるんだもん!!!
そりゃあねぇ…マネするのも難しいわけですよ。
そんな少し厄介なコンプについてですが、今回はその方向性を決めるのにまずコンプの種類(特徴)をまとめてみます。
下記の様な特徴があるので、これを理解すると同じ様な数値にしてもそれぞれの特徴の違いによって辿り着くところが変わってきますので参考にしてみてください。
それではいってみよ〜〜
コンプレッサーの種類について
まず大きく4つのタイプを覚えましょう。
- FETタイプ
- VCAタイプ
- 真空管(Tube)タイプ
- OPT(オプティカル、光学式)タイプ
それぞれの特徴をざっくりとまとめてみたのでこれはもう「覚えて」ください!
まぁカンペで毎回ここを見ても良いんだけど、それやってるとそのうち覚えちゃうと思います。
コンプに悩んでいた人は見てみると「なるほど感」あるんじゃないでしょうか。
あった人はその悩んでいた甲斐があります。
その願望があることがとっても重要なんです。
なかったら、まずはその音に対して何をしたいかきちんと考えてみましょう。
その願望がないのに「とりあえず」コンプをかけるのはやめましょう。
それはもしかするとあなたのやりたい事とは逆行してしまっているかもしれません。
コンプは使い方を間違えると音楽のダイナミクス(抑揚)を抑えてしまいます。
そうなりにくいものもあるので、しっかり次の特徴を押さえておきましょう!
即戦力用にまずは個別の特徴だけ書いておきます。
それぞれのさらに細かい説明はそのうちリンクを付けるつもりですので、待っててね。
現行で個人でも比較的簡単に購入出来るものは後ほど追加で一応リンクも貼っておきますね。
ただし、有名どころを載せておくのでめちゃくちゃ高いです。
ただだんだん感覚がいかれてくるので、楽しくなってきます(病気)
そこらへんも楽しみながら見てみましょう〜
FETタイプ
- アタックタイムが速い
- Dr,Percなどのアタックの速いものにも対応出来る
- 1176系が超有名
VCAタイプ
- 自然なかかり方
- バス、マスターなどにかけるとまとまりが出てくる→マスタートラックや、Drをまとめたバストラックにかけると良い
- ゲインリダクション(GR)をよく見てかけすぎないのがコツ
- SSLのBusCompが有名
真空管(Tube)タイプ
- 倍音が付加される
- 温かみがある、抜けが良くなる→音の存在感を出したい場合に向いている
- Fairchild 670,Manleyが有名
OPT(オプティカル、光学式)タイプ
- 構造がシンプル
- アタック、リリースの調整が出来ない
- アタックタイムが非常に遅い(固定)→自然なかかり方をする
- 深くかけすぎると、コンプがかかりっぱなしになってしまうので、薄くかけるのがおすすめ
- Bass,Voなどに向いている
- LA-2Aが有名
それぞれの特徴を理解する
なんとなーくざっくりこんな感じになるわけですが、これを意識して今までと同じ素材にもう一度使ってみましょう。
「狙い」が定まっている分どこを聞くと良いかも絞られるので分かりやすくなっていくと思います。
むずかしいコンプですが、耳を鍛えるのと同時に知識を付けていくと、注意するべきところが分かり判断もしやすくなりますので、まずは今回の内容を頭に入れて、実験を繰り返してみましょう!
なんかーーいもやるとだんだんと分かる様になってきますよ。
それでも分からなかったらコンタクトしてくれればレッスンなどで解決することも出来るでしょうからがんばってみましょう。
素材によって分かりにくかったり意外と別の要素によってマスキング(隠れてしまうこと)されてしまっていたりする場合もあります。そういったものを排除することで分かりやすくなるかもしれません。
コンプはうまく使える様になると「自然さ」「音色変化」「グルーヴ変化」など色々なアプローチの出来る素敵なエフェクターなのでいつまででも遊べる楽しい機材になります。
楽しくMixしましょう〜〜
ではまた!
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